〈角川賞候補作品 『航海』遠藤由樹子〉
・花仰ぎ声の出し方忘れさう
・薫風や耳の奧なるあぶみ骨
・萍をつまめばぞろり連なりぬ
・困るほど寒禽の目のつぶらなり
〈角川賞候補作品 『いくつも』植田信治 〉
・こがらしや赤の多くて純喫茶
・雪折の枝ならべあり雪の上
・豆ごはん夕日はとほくから照らす
・鉄の蓋あければ蛇口ななかまど
〈角川賞候補作品 『喚声』岡田由季 〉
・集まりて食べて別るるこどもの日
・急がぬ日急ぐ毛虫を見てゐたり
・マニキュアのラメの沈殿する晩夏
・転校の初日に踏める霜柱
〈暗唱句〉
生活
〈マスク-三冬〉(なし)
〈餅-仲冬〉(なし)
〈風邪-三冬〉
〈餅-仲冬〉(なし)
〈風邪-三冬〉
・店の灯の明るさに買ふ風邪薬 日野草城
・風邪おして着る制服の釦多し 榎本冬一郎
・温もるは汚るるに似て風邪ごもり 岡本 眸 (☆)
・とほくから子供が風邪を連れてきぬ 鴇田智哉
これで重要季語82、例句215です。冬の暗唱句を終わります。
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