2014年2月25日火曜日

【角川『俳句』3月号より②】

〈作品16句『水仙花』雨宮きぬよ〉

・我がこゑの我に後れる寒四郎

〈作品16句『雪晒』若井新一〉

・去る人の足の浮きたる雪解靄

〈作品8句『浄土』平井さち子〉

・煮こごりとなりてゐたりし昨日のこと

〈作品8句『襟足』阪本謙二〉

・一陽来復小物あふるる女の辺

〈作品8句『冬麗』松村多美〉

・身の軽くなるまで笑ふ着ぶくれ子

〈作品8句『六枚目』鳥居三朗〉

・棕櫚の葉のばさと今年の始まりぬ

〈作品8句『遠吠え』古田紀一〉

・賑やかき方(かた)へと返す冬木道

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