【角川『俳句』3月号より②】
〈作品16句『水仙花』雨宮きぬよ〉
・我がこゑの我に後れる寒四郎
〈作品16句『雪晒』若井新一〉
・去る人の足の浮きたる雪解靄
〈作品8句『浄土』平井さち子〉
・煮こごりとなりてゐたりし昨日のこと
〈作品8句『襟足』阪本謙二〉
・一陽来復小物あふるる女の辺
〈作品8句『冬麗』松村多美〉
・身の軽くなるまで笑ふ着ぶくれ子
〈作品8句『六枚目』鳥居三朗〉
・棕櫚の葉のばさと今年の始まりぬ
〈作品8句『遠吠え』古田紀一〉
・賑やかき方(かた)へと返す冬木道
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