【角川『俳句』3月号より④】
〈新作5句『凍れ日釜石』高野ムツオ〉
・大寒の朝日を浴びよ我が遺体
・凍(しば)れ日のこれも花とか魚の腸
〈新作5句『釜石 震災三年』照井 翠〉
(なし)
〈日本の俳人100 藤木倶子句集『清韻』〉
-新作5句『虚空より』-
・忙殺の只中に座す寒さかな
-『清韻』自選20句抄-
・櫻貝流離の跡をとどめざり
・おきふしも旅のひととき櫻散る
〈今日の俳人 作品7句『寒星』小河洋二〉
・卵の殻するりと剥けて寒波来る
〈今日の俳人 作品7句『寒明くる』唐澤南海子〉
・鮟鱇の骨の浮きたる仕舞鍋
〈今日の俳人 作品7句『藍濃き日』小畑晴子〉
(なし)
〈今日の俳人 作品7句『聖樹の灯』中川雅雪〉
・泥水に顎浸しては蓮根掘る
〈今日の俳人 作品7句『季語』照屋眞理子〉
(なし)
〈今日の俳人 作品7句『鶏頭』植松紫魚〉
・枯蘆のひときは高き穂に光
0 件のコメント:
コメントを投稿