【ちょいと「おくのほそ道」気分】
ようやく世間が平常に戻りつつあります。
旅は平常時にするのが良いとつくづく感じました。
今回は4冊の大歳時記を持ち歩きましたが、重いだけでほとんど役に立ちませんでした。
旅はできるだけ身軽がいいですね。
とりあえず3月までは旅を中心にします。
象潟や雨に西施がねぶの花
五月雨をあつめて早し最上川
荒海や佐渡によこたふ天河(あまのがわ)
一家(ひとつや)に遊女もねたり萩と月
蛤のふたみにわかれ行(ゆく)秋ぞ 芭 蕉
多くの地を旅していませんが、その中でも比較的気に入っているのは琵琶湖湖畔です。
次の「みちのくの旅」の終りは琵琶湖湖畔にするつもりです。
行く春を近江の人と惜しみける 芭 蕉
さみだれのあまだればかり浮御堂 阿波野青畝
浮御堂にある店のホンモロコの甘露煮は絶品です。
浮御堂近くの料亭「しづか楼」http://www.shizukarou.comでは琵琶湖の幸や鴨料理、鮒寿司(濃厚なチーズのような味でクセになります)が楽しめます。
前回は「香天」の岡田主宰に無理を言い、「しづか楼」で会食しました。
今回も「しづか楼」に行きたいのですが、一人では食事できません。
友人がいない私はこういう時に困ります。う〜む…どなたかおられないでしょうか?
〈暗唱句〉
天文〈初明り〉
・堰を越す水のとらへし初明り 木下夕爾
・初あかりそのまま命あかりかな 能村登四郎
・いのちまた燃ゆる色なり初明り 神蔵 器
・影といふものまだ曳かず初明り 鷹羽狩行 (☆)
・初明り渚をのばす伊良子岬 伊藤敬子
生活〈年賀状〉
・賀状うづたかしかの人よりは来ず 桂 信子 (☆)
・賀状みな命惜めと諭しをり 岡本 眸
重要季語38、暗唱句94です。
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