2014年1月17日金曜日

【『俳壇』2月号より ③(終)】

〈俳壇賞作家のいま『若草山』唐澤南海子〉

・愛ゆゑのぶつきら棒や海鼠喰む

〈俳壇ワイド作品集『仔猫抱きしが』山本千代子〉

・雪解けて古里がまた痩せてをり

〈俳壇ワイド作品集『枯芭蕉』山本秋穂〉

・積ん読の栞はみ出す漱石忌

〈俳壇ワイド作品集『横浜点描』宮田和子〉
(なし)

〈俳壇ワイド作品集『心音』大竹照子〉
(なし)

〈俳壇ワイド作品集『山の日』桑原智代美〉
(なし)

〈俳壇ワイド作品集『梃子の力点』吉川一竿〉

・素手を以て寒九の丸太磨きけり

〈俳壇ワイド作品集『鼻濁音』望月哲土〉

・小六月象と時間を潰しおり

〈本阿弥ブックレビュー『路』保坂伸秋〉

・世に遠くなりしと思ふ虫を聞く

〈本阿弥ブックレビュー『沙羅の花』成川雅夫〉
(なし)

〈競詠・新句集の人々『冬深む』黒岩喜洋〉

・落葉して欅大樹の瘤あらは

〈競詠・新句集の人々『琅玕』久保久子〉

・葱焼いて己に甘きひと日かな

〈競詠・新句集の人々『留守の町』椙山昭三〉

・風にやつれて漁なき浜の冬烏



※『俳壇』の鑑賞は今回で終りとします。

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