【『俳壇』2月号より ③(終)】
〈俳壇賞作家のいま『若草山』唐澤南海子〉
・愛ゆゑのぶつきら棒や海鼠喰む
〈俳壇ワイド作品集『仔猫抱きしが』山本千代子〉
・雪解けて古里がまた痩せてをり
〈俳壇ワイド作品集『枯芭蕉』山本秋穂〉
・積ん読の栞はみ出す漱石忌
〈俳壇ワイド作品集『横浜点描』宮田和子〉
(なし)
〈俳壇ワイド作品集『心音』大竹照子〉
(なし)
〈俳壇ワイド作品集『山の日』桑原智代美〉
(なし)
〈俳壇ワイド作品集『梃子の力点』吉川一竿〉
・素手を以て寒九の丸太磨きけり
〈俳壇ワイド作品集『鼻濁音』望月哲土〉
・小六月象と時間を潰しおり
〈本阿弥ブックレビュー『路』保坂伸秋〉
・世に遠くなりしと思ふ虫を聞く
〈本阿弥ブックレビュー『沙羅の花』成川雅夫〉
(なし)
〈競詠・新句集の人々『冬深む』黒岩喜洋〉
・落葉して欅大樹の瘤あらは
〈競詠・新句集の人々『琅玕』久保久子〉
・葱焼いて己に甘きひと日かな
〈競詠・新句集の人々『留守の町』椙山昭三〉
・風にやつれて漁なき浜の冬烏
※『俳壇』の鑑賞は今回で終りとします。
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