【激流に呑まれて】
広島に戻ってきました。
年末年始の「民族大移動」の間隙を縫うつもりで旅行日程を組んでいましたが、やはり「甘かった」の一言に尽きます。多少の旅疲れを感じます。
大歳時記を4冊も持参したのはやはり失敗でした。
次回から大型連休には旅は控えます。
しかしながら早くも次の旅の計画を立てています。題して「みちのく一人旅」。
山形から石川へと南下し、京都または滋賀を目的地とする旅です。
芭蕉の「おくのほそみち」より山本譲二の歌の歌詞を参考にします。
句作もそろそろ始めます。「一日一句」を「目標」にします。あくまで「目標」です。
故・藤田湘子氏の「一日十句」という荒行は、私には到底無理です。
もちろん初学の頃は数年間、一年に3.000句程度の駄句を作っていました。
そしてそれらは全て塵と化しました。
俳句上達のプロセスに「多作」は必要です。
やがて効率が良くなりますが、次は「質」の要求水準が高くなります。
上記を踏まえると、「一日一句」といえど実際にはかなり大変な作業となる訳です。
まぁ、気楽に構えて…今日はまだお屠蘇気分で「初打(パチンコ・麻雀)」でもすることにします。
〈暗唱句〉
生活
〈破魔弓〉
・をりからの雪に受けたる破魔矢かな 久保田万太郎 (☆)
・壺中なほ去年の闇あり破魔矢挿す 肥田埜勝美
〈初夢〉
・初夢の扇ひろげしところまで 後藤夜半
・初夢を話しゐる間に忘れけり 星野立子 (☆)
・初夢のいきなり太き蝶の腹 宇佐美魚目
・初夢の辻褄合つてしまひけり 片山由美子
〈初詣〉
・御手洗の杓の柄青し初詣 杉田久女 (☆)
重要季語36、暗唱句87です。
「角川俳句大歳時記・新年」(角川学芸出版)の重要季語は以上です。
「新日本大歳時記・新年」(講談社)と「日本の歳時記」(小学館)を見ますと、重要季語として天文-「初明り」、生活-「年賀状」・「初笑」・「独楽」があります。
これらを片付けます。
それで暗唱句は一年を通すことになりますが、データーを集め、「極めつけの名句1000」(角川学芸出版)と照合し、客観的に評価します。
その後に私なりの「暗唱句1000」と「暗唱句365」を編集したいと思います。
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