2013年10月19日土曜日

【『俳壇』11月号より④(終)】

〈現代作家の窓 『秋乾く』江川貞代〉
(なし)

〈現代作家の窓 『手を高く』榎本 享〉
(なし)

〈現代作家の窓 『曼珠沙華』古藤みづ絵〉
(なし)

〈現代作家の窓 『仁淀川』佐々木 新〉
(なし)

〈現代作家の窓 『言葉の財』佐藤映二〉
(なし)

〈現代作家の窓 『秋うらら』田村愛子〉

・百歳のいつも笑顔やとろろ汁

〈現代作家の窓 『鰯雲』出口裕興〉

・床柱放つ檜(ひ)の香や涼新た

〈競詠・新句集の人々 『風祭』酒井和世〉

・御堂の扉堅く閉ざされ法師蝉

〈競詠・新句集の人々 『筑前芦屋』柴田華世子〉

・浜木綿の終りのしどろもどろかな

〈競詠・新句集の人々 『死んでをり』舟まどひ〉
(なし)

〈競詠・新句集の人々 『夏の闇』町野けい子〉

・夏木立見えゐて狭き書生部屋

〈暗唱句〉
時候〈寒し-三冬〉

・塩鯛の歯茎も寒し魚の店               芭 蕉
・水枕ガバリと寒い海がある              西東三鬼    (☆)
・まだ馴れぬこの世の寒さ乳を欲る           鷹羽狩行

生活〈炬燵-三冬〉

・炬燵出て父大穴をつくりけり             原 石鼎
・どつぷりとつかりてこその炬燵かな          中嶋秀子    (☆)

動物〈牡蠣-三冬〉

・橙の灯いろしぼれり牡蠣の上             飴山 實    (☆)

これで重要季語54、例句165です。

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