2013年10月1日火曜日

【愚・ロッキー】

体調不良が続いています。
夏日というのに厚着し、悪寒でガタガタ震えながら、這うようにして職場に行きました。
映画「ロッキー」ならぬ、グロッキーです。

ただこうした事態では尚更、パートナーを欲しません。
そのことで著しい快癒は望めません。
さらにはパートナーといえどやはり他人であり、何らかの迷惑をかけます。

退行した甘えは大人には不要です。精神年齢を反映するかも知れません。

暗い穴の中で息を潜めつつ、傷の回復を待つことことも「勇気」の一つかと思います。
自分を守れない人間が他人を守ることは適いません。

〈暗誦句〉
時候〈神無月-初冬〉

・宮柱太しく立ちて神無月               高浜虚子     (☆)
・近海に入り来る鮫よ神無月              赤尾兜子
・神在す月の出雲へ寝台車               大屋達治

天文〈冬の月-三冬〉

この木戸や鎖のさゝれて冬の月             其  
寒の月白炎曳いて山をいづ               飯田蛇笏     (☆)
これやこの冬三日月の鋭きひかり            久保田万太郎

地理〈枯野-三冬〉

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る             芭        (☆)
遠山に日の当りたる枯野かな              高浜虚子
土堤を外れ枯野の犬となりゆけり            山口誓子
火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ             能村登四郎
あらそはぬ種族ほろびぬ大枯野             田中裕明

これで重要季語9、例句32です。

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