【死因と死亡診断書①】
体調は最悪ですが、まだ毒を吐く余力はあるようです。
死因と死亡診断書について話をします。
「死因」とは「死亡を引き起こし、またはその一因となったすべての疾病、病態、もしくは損傷、およびこれらの損傷を引き起こした事故、もしくは暴力の状況」と定義されています(WHO、1967年)。
「死亡診断書」とは、医師が診察または診療した患者について発行する「死亡の事実を証明する書類」で、死亡の届け出をする場合には、添付書類としてかならず提出しなければなりません(戸籍法86条2項)。
医師は、本来、患者の死亡に立ち会った場合にのみ死亡診断書を作成すべきですが、診療中の患者が、その疾病で最終受診後24時間以内に死亡した場合は、検診しないでも死亡診断書を交付することができることになっています(医師法20条但書)。
死亡診断書は、人の法律的権利義務の終止を証明するものですが、死因統計の資料ともなり、国民の健康、福祉に関する行政の参考となります。
もちろん各種生命保険にも反映されます。
殆ど多くの場合は「死亡診断書」ですが、稀に「死体検案書」となります。
私は「死体検案書」を記載したことがありません。
対象は、事故、事件、変死、孤独死などです。
分かりやすく言えば、医療機関に入院中に死亡する場合、「死亡診断書」となります。
「死亡診断書」を葬儀社に渡します。それがなければ葬儀どころか火葬することも出来ません。
葬儀社は家族が依頼するか、そうでない場合は医療施設から派遣されます。
生活〈七五三の祝-初冬〉
・歩き幅合はぬ石段七五三 右城墓石
・七五三の飴も袂もひきずりぬ 原田種芽
・牛(ひる)からの草いろの潮七五三 友岡子郷 (☆)
・七五三高き鳥居をくぐりけり 小田尚輝
動物〈笹鳴-三冬〉
・笹鳴や雪に灯ともる東大寺 中川宋淵
・笹鳴に枝のひかりのあつまりぬ 長谷川素逝
・笹鳴や失ひしものみな寂か 山田みづえ
・笹鳴の移りて残る日差しかな 星野恒彦 (☆)
植物〈冬椿-晩冬〉
・咲きそめて一輪久し冬椿 高浜年尾
・寒椿落ちたるほかに塵もなし 篠田悌二郎
・寒椿落ちて湖国の揺れにけり 鈴木鷹夫 (☆)
これで重要季語12、例句43です。
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