【近況-自己愛】
「敬老の日」(振替休日)ということもあり、「金原まさ子」氏の話題が多いようです。
ここ1,2ヶ月間の私の近況です。
初めて夏バテを体験し、抑うつ状態が続いていました。更年期障害も加わったかも知れません。
そのことで生産的なことが全く出来ませんでした。単行本を一冊を読んだ程度です。
今年に限らず、私はほぼ毎年、一ヶ月間程度(特に秋)は、抑うつ状態となります。
その間は知的作業は出来ません。
そ自己嫌悪を感じつつ、暗闇の中でもがき続けるより他はありません。
ただ無理をすれば状態の増悪や長期化を招くことを、体験と知識から学んでいます。
今では治癒の時を静かに待つことにしています。
その間に自分と俳句との関係について考えます。時には俳句を止めてしまおうかと考えることもあります。
しかしその暗闇(のトンネル)を抜けると、以前とは違う自分を自覚します。あたかも以前の自分から「脱皮」したかのようです。広義での俳句界に対する視界も広くなります。
私の俳句における契機は、この連続といっても過言ではありません。
現在、暗黒のトンネルの出口の光をそろそろ感じています。体験によるものです。
今年は俳句を休息すると決めていましたから苦痛は軽い方でした。
A新聞社の依頼を断ったことは、客観的に勿体ない話でしたが、仕方がありません。
本来原点は、自分のための俳句であり(もちろん読者あってです)、社会のニーズに応えるための俳句ではないと思っています。
以前に受賞間もない、ある直木賞作家と会食したことがあります。
当時は少なくとも週に16,17本の連載を引き受けていました。しかしニーズに全て応えることにより消耗し、質の低下を招き、結局は社ニーズの低下を招きました。
需要と供給のバランスを取るのは難しいものです。
過剰な自己愛は別にして、自分を愛せない者が、他人を愛することや感動を与えることは非常に困難かと思います。
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