【季語あれこれ⑦】
春の季語(生活・行事①)
歳時記を読むと、知らない季語の多さに驚きます。ただ現代社会にそぐわないものもあります。
「鳴鳥狩(ないとがり)」・「列見(れけん)」・「御灯(ごとう)」…実感がわきません。
「春季皇霊祭」→(現在では)「春分の日」
「曲水」…もはや形骸化している感じがします。
「絵踏」・「和蘭陀渡る」…「絵踏み」の句を見ることはあります。過去の事象と割り切って使うのであれば構わないとは思います。
「事始」・「春ごと」・「出替」・「春聯」・「寒食」・「柳の鬘」…実感がわきません。
「鶏合」…東南アジアの軍鶏を闘鶏が有名ですが賭博としての闘鶏は日本は禁じられています。むしろ「闘犬(高知県が有名)」や「闘牛(牛の角突き)」の方が馴染みがあるでしょうか。
「三月十日」…東京大空襲忌です。恥ずかしながら知りませんでした。
「日迎」・「十三詣」・「水口祭」…う〜ん、実感がわきません。
「渡り漁夫」…やや古びた感じのする季語です。当時の鰊漁を偲ぶよすがは、「鰊御殿」と「石狩挽歌」(詩;なかにし礼、曲;浜圭介)でしょうか。
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