【『俳句』10月号より④(終)】
〈作品7句 今日の俳人『大きな嘘』伊藤政美〉
・迷ひたる跡の光りて蝸牛
・風に首伸ばしいよいよ羽抜鳥
〈作品7句 今日の俳人『千のこゑ』深沢暁子〉
・万緑の底より拝す磨崖仏
〈作品7句 今日の俳人『夏雲へ』中坪達哉〉
(なし)
〈作品7句 今日の俳人『萩の花』黒川悦子〉
(なし)
〈作品7句 今日の俳人『龍宮城』中田美子〉
・遠くから人の声する箱眼鏡
〈作品7句 今日の俳人『郡上八幡』河原地英武〉
(なし)
〈Close Up 今井肖子句集『花もまた』〉
-新作5句-
・中天に月ととのつて来りけり
-『花もまた』自選20句抄-
・寒月や照らすことなく光りをり
〈新鋭俳人20句競詠『日焼子』杉原絵里〉
(なし)
〈新鋭俳人20句競詠『約束』青池 亘〉
・昼寝の子保育園より連れ帰る
〈角川俳句賞作家の四季『ラフランス』広瀬敬雄〉
・美濃和紙の裏の手触り今朝の秋
・引く波に砂の素顔や盆の入
・無花果に唇が吸い込まれゆく
・一幹の竹かぶさりぬ秋の水
〈俳人スポットライト『鬼あざみ』綾野南志〉
(なし)
〈俳人スポットライト『江田島』山口美智〉
(なし)
〈俳人スポットライト『猩々袴』荒川心星〉
・舟虫の一目散といふ速さ
〈俳人スポットライト『停電』増田 守〉
・下り簗ぬめりて命ひとつ逃ぐ
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