【『俳句』10月号より②】
〈俳人の時間『久多』橋本榮治〉
・日の端を踏んで秋めく思ひあり
・どの顔も老いて踊の輪の一重
〈作品16句『舵手』能村研三〉
・廃校に校歌碑のこり蟬時雨
〈作品16句『伝播』依光陽子〉
(なし)
〈作品8句『山を行く』岡田日郎〉
(なし)
〈作品8句『蛇の衣』桑原まさ子〉
・羅やのれんくぐるに腰つかふ
〈作品8句『無言緊張』泉田秋硯〉
(なし)
〈作品8句『水の秋』和田順子〉
(なし)
〈作品8句『炎天』根岸善雄〉
・青簾吊りてきのふはもう古し
・水槽の海月腸透く熱帯夜
〈作品12句『月光』あざ蓉子〉
・満月やどの木の橋を渡ろうか
・鬼ごっこ後ろの正面紅葉山
〈作品12句『蒼白のピエロ』坊城俊樹〉
(なし)
〈作品12句『団栗と栗』夏井いつき〉
・鶏頭のつんつん泌尿器に不安
〈作品12句『アジア曼荼羅』西村我尼吾〉
(なし)
〈作品12句『青眼』中田尚子〉
・通し鴨即かず離れず離れけり
・胸高に締めたる帯や夏料理
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