2013年9月24日火曜日

【『俳句』10月号より②】

〈俳人の時間『久多』橋本榮治〉

・日の端を踏んで秋めく思ひあり

・どの顔も老いて踊の輪の一重

〈作品16句『舵手』能村研三〉

・廃校に校歌碑のこり蟬時雨

〈作品16句『伝播』依光陽子
(なし)

〈作品8句『山を行く』岡田日郎
(なし)

〈作品8句『蛇の衣』桑原まさ子

・羅やのれんくぐるに腰つかふ

〈作品8句『無言緊張』泉田秋硯
(なし)

〈作品8句『水の秋』和田順子
(なし)

〈作品8句『炎天』根岸善雄

・青簾吊りてきのふはもう古し

・水槽の海月腸透く熱帯夜

〈作品12句『月光』あざ蓉子

・満月やどの木の橋を渡ろうか

・鬼ごっこ後ろの正面紅葉山

〈作品12句『蒼白のピエロ』坊城俊樹
(なし)

〈作品12句『団栗と栗』夏井いつき

・鶏頭のつんつん泌尿器に不安

〈作品12句『アジア曼荼羅』西村我尼吾
(なし)

〈作品12句『青眼』中田尚子

・通し鴨即かず離れず離れけり

・胸高に締めたる帯や夏料理

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