行事について
涅槃会・修二会・お水取・仏生会・復活祭などは重要な春の季語です。忌日もそうかも知れません。
私は安易に用いることはありません。自分の身にそぐわないからです。下手な「嘘」は付けません。
「許される嘘」は構わないと思います。「許されない嘘」はそもそも浅いものです。「嘘」の匂いが漂います。
「嘘」をつくにしても、本質の把握が前提となります。
一旅行による句作もいいでしょう。結果よければ全て良しです。しかしそううまくはいきません。
宮坂静生氏の言う「地貌季語」という話は別にして、これらの季語はその地にしばらく住んで初めて身につくものだと思います。
藤田湘子氏は、吟行において、実際に目にしなくともあり得るべきものは「存在する」といっても構わないと言っています。
「客観写生」とは違うかも知れませんが、私もその意見を支持する一人です。
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