おそらく私にとって最初で最後の「師」となるだろう、著名な俳人より昨年の一月に戴いた短冊です。
訳あって遂に訣別してしまいましたが、その話はまた別の機会したいと思います。
ただ憎しみによるものではないと、私は思っています。
短冊の名前を修正ようかと思いましたが、敢えてこのまま掲示することにしました。
「鹿島槍無垢白雪のぶあつしよ」

鹿島槍とは鹿島槍ヶ岳のことです。
句中の「無垢」がどこに付くかにより、読み方が変わります。
/鹿島槍無垢/白雪のぶあつしよ/
「無垢」の白雪では月並みです。
散文に直すと、「(鹿島)槍ヶ岳の山容は無垢なまでだ。その偉容を讃える白雪のぶあつきことだ」ということになります。
形式上、二句一章の「一物仕立て」です。
下五は「ぶあつし」と形容詞の終止形となっています。一見「ぶあつさ」と名詞にしても良さそうですが、「無垢」の負担が大きく、また何度も読み返してみると、やはりここは形容詞の方が一句のバランスが取れているように思えます。
なかなか難しい句だと思います。
いつしか「師」と笑いながら酒盃を交わす日が来ることを祈る次第です。
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