2013年2月27日水曜日

【カバーデザイン・帯】

拙句集は校正(初校ゲラ)も終り、出版社に渡しました。
私の手元を離れ、もはや訂正は出来ません。

句集名は「原型」です。
英語ではa model, a prototype, an archetype,  a mold, a cast 等と区分されていますが、
広義に「元となるもの」と捉えています。

将来消費税が10%になることを前提に、出版社に依頼し、定価を1.800円としました。
消費税が10%となっても、定価+税=1.980円となります。
2.000円でお釣がくるということを第一義としました。

電子書籍にもしていますが、こちらは出版社のHPから閲覧(有料)出来ます。

寄贈・謹呈先は全国格都道府県立の図書館を含め150箇所以上です。リストを出版社に渡しました。出版社から一括配送されます。
残りは私の手元に残りますが、あとは個人で一つずつ配送するしかありません。

残るはカバーデザインと帯という「外観」になりました。
さすがに自分で作るには時間と労力がかかりますので、イメージを伝え、出版社のデザイナーに依頼しています。

デザインの表は「瑪瑙の勾玉」とし、裏は「龍の印」とする予定です。

帯の裏は(自選)十句にしました。

帯の表上段には、まず初句を載せました。

〈壺焼の腸勾玉の原型か〉

肴の壺焼の腸(わた)を見ていて、ふと思いついた句です。
栄螺(生)でも良さそうな気もしましたが、やはり「栄螺の腸」より「壺焼の腸」の方が勾玉の質感に近いと感じました。

下段には、5/7/5/7/7となる韻文を載せました。

〈人の為す「もの」に「原型」ありぬべし 人の「心のはたらき」もまた〉

人が作り出すものには、おそらく何かの原型があるのだろう。
一個人の知情意も、おそらく体験や記憶や何らかの原型に基づくものだろう。

「原点回帰という命題」を己にも読者にも提示したつもりです。

とりあえずご一読下さい。良くも悪くも、今の私の「身の丈」相応の句集かと思います。
その上で「つまらない」と感じれば、遠慮なく破棄されて構いません。

それも今の私の「身の丈」と真摯に受け止めるつもりです。

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