【左中耳炎】
風邪をこじらせて左中耳炎を起こしました。
耳の奧から「じゃこじゃこ」と変な虫が鳴くようで、気になります。
思い切り鼻をかんで鼓膜を破りたい衝動に駆られます。
中耳炎の治療に「鼓膜切開術」がありますが、それを逆行性に空気圧により行う形となります。
しかしこういう時は耳管が閉塞していますので、そう上手くはいきません。
話を変えます。
俳句には様々な制約があり、一般人が気楽に入れないところがあります。敷居が高いと言えます。また入口は広くとも出口は狭く、袋小路に陥ることもしばしばです。
現在は「サラリーマン川柳」に代表されるように、滑稽を旨とし制約が少ない川柳が流布しています。それ程深い知識を要せず、気楽に取り組めます。敷居が低いと言えます。
私も袋小路を彷徨っているかも知れません。
ただ拙句集を上梓することにより、たとえそれが頂までの一里塚であろうとも、それまでの過程の「まとめ」や己に対する「けじめ」にはなる気がします。
角川「俳句」4月号 p.213に気になる言葉がありました。谷中隆子句集「花樗」の〈発刊に寄せて〉から抜粋します。
「地元の俳句結社に入り、句作りに魅力を感じはじめた頃、人間関係の難しさという洗礼を受けることになる」
私も地方の結社から始めました。俳句の問題とは別に人間関係の問題がありました。
ただその下らない理由で俳句をやめる人がいるのもまた事実です。
全くもって本末転倒です。
日本でも中央と地方にはこれほどの温度差があります。
俳句に携わっていると様々な難局があり、その都度選択を迫られることがあります。
最も重要なことは本人の「心構え」ではないかと思います。
これは何も俳句に限ったことではありません。
人生は受動的より能動的に生きる方が、「人間らしい」と思う次第です。
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