帰るべき山霞みをり帰らむか 小澤 實
♪ 帰ろかな 帰るのよそうかな 「帰ろかな」
(唄:北島三郎 作詞:永六輔 作曲;中村八大)
連休が近づいて来ました。故郷(実家)に帰る方も多いかと思います。
私は連休明けに帰郷します。
人酔いしやすい私は連休中は、部屋かホテルに籠ります。
G.W.、盆、年末年始…この期間は移動を極端に避けています。
この習慣?は、20年以上にもなります。
この習慣?は、20年以上にもなります。
今回は拙句集の上梓にも重なり、残る作業を片付けねばなりません。
上記の小澤實氏の句と「帰ろかな」には、郷愁が感じられます。
郷愁(nostalgia)は、望郷(homesickness)とも、懐郷(get homesick)ともどこか違う感じがします。
おそらく故郷に対する、何かしらの「心の痛み」を伴うものかと思います。
良い思い出ばかりの故郷などありません。
若かった筈の親は、年をとり病を抱え、侘び住いをしているだろう…
自分の大失敗や迷惑沙汰を、まだ郷里の人は覚えているだろうか…
故郷を捨てた人間として、後ろ指をさされないだろうか…
無二の親友とは、違う人生を歩み、気まずい関係になっていないか…
初恋の人は、自分の心の中で永遠に当時のままでいて欲しい…
故郷を懐かしむと同時に心が痛む…相反するアンビバレンツな感情とは違いますが、「郷愁」という言葉には、何かしらの二面性があると思います。
ところで「郷愁」の「郷」という漢字の部首が、分かりませんでした。それとも受験勉強で学んだことを忘れたでしょうか?まぁ、「受験勉強」とはそんなものです。
正解は「邑(むら/ゆう/おおざと)」、右側の「阝」です。
またNHKでは「ゴールデンウィーク、G.W.」という言葉を自粛し、「大型連休」で統一していると思っていましたが、どうやら今はそうでもないらしいようです。(http://ja.wikipedia.org/wiki/ゴールデンウィーク)
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