2013年4月1日月曜日

私の読書

ようやく『光圀伝』冲方丁(角川書店)を読み終わりました。相変わらず遅読です。
およそ約2週間で一冊のペースですから、読める量はせいぜい年間(50週)に20冊数冊程度でしょう。
速読の人を羨ましく思いますが、これも私の「身の丈」ほどの能力かと諦観しています。
『楽園のカンヴァス』
原田マハ 新潮社

年2回の直木賞作品は読みますが、それだけでは少なく、かといって多読も出来ない状態です。

とりあえず10冊の単行本を購入し、その1冊目『光圀伝』をようやく読み終えて、2冊目の楽園のカンヴァス』原田マハ(新潮社)に移りました。
もう一つ、じわじわと読んでいるのが『ローマ人の物語塩野七生  新潮社(文庫版 全15巻)です。面白いのですが、なかなか読み進めません。前半では「ハンニバル戦記」に魅了されました。

『ローマ人の物語』
塩野七生 新潮社
(文庫版 全15巻)
9冊目
こうした紀元前10世紀頃からの史書を元にしたもの(元資料)を読むと、いかに日本の歴史が浅いかと痛感します。

日本の史書は、皇族(朝廷)が神の末裔と正当化することに重きが置かれています。

欧米はたとえ不都合なものでも記録を残し、日本はそれらを排斥・処分するという民族性が少なからず関係していると思います。

織田信長の「桶狭間の戦い」は1/10の戦力の差がありましたが、マケドニアのアレキサンダーとペルシャとの戦いは、1/20〜30倍の戦力の差があったと言われています。

それでもアレキサンダーは書記官を随行させています。

如何にしてアレキサンダー自身がペルシャ王のダリウス3世に接近戦を持ち込んだかについては史書がなく不明ですが、映画『アレキサンダー』(監督;オリバー・ストーン)における戦法に近いのではないかと思います。


アレキサンダー大王-ハンニバル-ナポレオンには共通点があります。歴史を重んじ、それに基づく作戦を駆使した優れた戦略家ということです。

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