ようやく『光圀伝』冲方丁(角川書店)を読み終わりました。相変わらず遅読です。
およそ約2週間で一冊のペースですから、読める量はせいぜい年間(50週)に20冊数冊程度でしょう。
速読の人を羨ましく思いますが、これも私の「身の丈」ほどの能力かと諦観しています。
『楽園のカンヴァス』 原田マハ 新潮社 |
年2回の直木賞作品は読みますが、それだけでは少なく、かといって多読も出来ない状態です。
とりあえず10冊の単行本を購入し、その1冊目『光圀伝』をようやく読み終えて、2冊目の『楽園のカンヴァス』原田マハ(新潮社)に移りました。
もう一つ、じわじわと読んでいるのが『ローマ人の物語』塩野七生 新潮社(文庫版 全15巻)です。面白いのですが、なかなか読み進めません。前半では「ハンニバル戦記」に魅了されました。
『ローマ人の物語』 塩野七生 新潮社 (文庫版 全15巻) 9冊目 |
日本の史書は、皇族(朝廷)が神の末裔と正当化することに重きが置かれています。
欧米はたとえ不都合なものでも記録を残し、日本はそれらを排斥・処分するという民族性が少なからず関係していると思います。
織田信長の「桶狭間の戦い」は1/10の戦力の差がありましたが、マケドニアのアレキサンダーとペルシャとの戦いは、1/20〜30倍の戦力の差があったと言われています。
それでもアレキサンダーは書記官を随行させています。
如何にしてアレキサンダー自身がペルシャ王のダリウス3世に接近戦を持ち込んだかについては史書がなく不明ですが、映画『アレキサンダー』(監督;オリバー・ストーン)における戦法に近いのではないかと思います。
アレキサンダー大王-ハンニバル-ナポレオンには共通点があります。歴史を重んじ、それに基づく作戦を駆使した優れた戦略家ということです。
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