2013年4月22日月曜日


【無知の知 】

「無知の知」…B.C.4-5世紀にソクラテスが唱えた言葉です。

学ぶべきことは多くあります。ただ現在は情報過多、あるいは歪曲した情報にその選択に迫られます。

何を得て、何を捨てるか…古典にもヒントはあります。

「人間とは噂の奴隷である」(ユリウス・カエサル B.C.1世紀 『ローマ人の物語 塩野七生』参考)…戦闘におけるプロパガンダの重要性を彼は知っていました。
現代に生きる我々は、情報を無視してもいけませんし、また奴隷となってもいけません。
人間が人間らしく生きるには、それなりの「知的好奇心」が必要です。

本日私が学んだことです。
秋田市に草生津川(くそうずがわ)という川があります。元来、臭水(くそうず)と言い、原油が混じり硫黄の混じっていた水であり、その川です。
 
石油という存在は昔から知られていましたが、それを利用したのは僅かこの100年足らずです。それも「灯油」による灯りが主であり、それまでは灯りに「鯨油」を用いていました(『海賊と呼ばれた男・上 百田尚樹』参照)。日本ではまだ菜種油を灯りとして用いていたと思います。

第二次世界大戦を挟んで原油の精製技術が発達し、石油が利用され始めました。

それから今日までエネルギー供給という課題は続いています。
「原子力」もその一つです。

私は「原子力エネルギー」を完全否定しません。

反対するのは簡単ですが、経済活動を維持しながらの代換となると難しいものがあります。

それでも現代の科学に照らし合わせ、少しでも否定的材料が出てきたならば、速やかにその場所を閉鎖し他の場所を探す、または他の案を考える…これは国家としてのモラルと思います。
「国家」…国という家…虚しい響きさえします。

如何なる状況下でも、それなりに自分の身は自分で守る、個々がそういう気持ちを持つ重要性(危機管理)がまずは優先かと思います。

「安全神話」など存在しません。

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