【外国語俳句】
「国際俳句交流協会」がありますが、未だに釈然としないところがあります。
角川「俳句年鑑 2013年」より同協会賞「外国語俳句特選」を引いてみます。
(和訳は選者によります)
Silence of shrine- 聖堂の静寂—
shadows on hands in prayer 祈る手の影
moving on the walls 壁に揺れ
Vasilie MoldVan (Romania) ヴァジル・モルドヴァン(ルーマニア)
not yet spring まだ春にならない
two swans on the lake 湖に二羽の白鳥
mot yet white まだ白くならない
Polona Oblak (Slovenia) ポロナ・オブラック(スロベニア)
詩であることには間違いないと思います。
また俳句も一つの詩型です。
俳句には、文字による「意味性」と、調べによる「音楽性」を兼ねています。これらは車の両輪のようなものであり、片方が欠けると不安定となりがちです。
「外国語俳句」の場合、文字による「意味性」はあります。
しかし「音楽性」となると疑問が残ります。
本来、調べによる「音楽性」は、日本語の「音」から派生し、定型では5・7・5(拍)(文字でも音でもありません)という旋律を奏でます。
例えば芭蕉・蕪村など、江戸時代の「俳諧」の「発句」では、たとえ「発句」で終わったとしても、「脇」の付く「連俳」が念頭にあります。
「外国語俳句」を連続させれば、(西洋の)「poem 詩」に近づくように感じます。
・せきをしてもひとり 尾崎放哉
ただ広義には、「自由律」と同じく「外国語俳句」も「俳句」の範疇かも知れません。
いかんせん不勉強ゆえ、「外国語俳句」に対する無知かつ素朴な疑問をお許し下さい。
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