【7月;私生活・懐旧】
今年は空梅雨ですが、それでも湿度の高さを感じます。
実は近況と言いつつも、生産的なことは殆どありませんでした。
『きみはいい子 中脇初枝』を半分ほどと、『ローマ人の物語・文庫本』(全43巻!)の 10・11巻(ユリウス・カエサルの時代)を読み、美術書を少し眺めた程度です。
久し振りにパチンコをしました。
iPadでのマンガはさすがに飽きました。計7万程購入してしまいました。
先日「ジャック・ニコルソン」の『カッコーの巣の上で』を再度観ました。まだ「人格障害」という疾患カテゴリーが明確でなかった頃の話です。
「ジャック・ニコルソン」…いいですね。『バットマン』の「ジョーカー」役が「プリンス」の音楽とよく合っていました。『シャイニング』はあまり好きではありません…
最近はまっているのがiPadでの「花札(花合わせ)です。
もちろん実際の札でもしたことはありますが、若い時分に研究室(私は父と同じ大学で同じ大学院です)で花札ばかりしていた父には一度たりとも勝ったことがありません。
そう言えば精神科医だった頃、若い患者さんに「オセロ」を挑まれ、私も多少は自信がありましたので「本気でやるけどいい?」と言い返し対戦したら、あっさり全て返されてしまいました(パーフェクト・ゲーム)。聞けば九州大会で準優勝とのことでした。それ以来、二度とその若者の挑戦を拒み続けました。
その時の病院を辞めることが決まり、患者さんたちと最後の「麻雀」を囲みました。私は最後に「緑一色(リューイーソー)」を「ツモ上がり」し、有終の美を飾りました。
タクシーに乗り病院を去るとき、患者さんたちが手を振って送り出してくれました。
後を振り返りつつ、タクシーの中で臆面もなく号泣したのを覚えています。
その頃は「良い医師」だったと思います。
もはやそこまでの情熱はありません。今は「腐っている」と言われても仕方ありません。
ただ多くの若い医師が最初から「腐っている」現状は情けないばかりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿