①『きみはいい子』中脇初枝(ポプラ社)
近郊のある街(公園)を舞台に、児童虐待やネグレクトの問題など、問題現代社会に生きる人々の抱える心理的問題を描いています。
②『晴天の迷いクジラ』窪 美澄(新潮社)
カバーデザインとタイトルからライトな内容かと思いましたが、意外にヘビーな箇所も少なくありませんでした。前半の読み応えのあるヘビーな内容が、後半にかけ薄れていくのがやや残念な感じがしました。
③『世界から猫が消えたなら』川村元気(マガジンハウス)
現在のある気付きから回想(過去)を遡りつつストーリーを組み立ていくテクニックは良いと思いますが、如何せん設定に無理があるのは否めません。充分な資料に基づいたリアリティーに富む土台となる舞台設定が欲しいところです。
④『ホテルローヤル』桜木紫乃(集英社)
先日、直木賞受賞作(第149回)となったに決定した小説です。
これからゆっくり読みますが、帯やカバーデザインからでも伝わってくるものがあります。はや期待が膨らみます。
〈暗唱句〉
天文〈後の月-晩秋〉
・月白もなく上りけり後の月 草間時彦
・思はざる山より出でし後の月 福田甲子雄 (☆)
・祀ることなくて澄みけり後の月 川崎展宏
生活〈砧-三秋〉
・ともし火と砧の音のほか洩れず 後藤比奈夫 (☆)
動物〈鯊-三秋〉
・灘町は昔の構へ鯊を干す 木村蕪城 (☆)
以上で重要季語39、例句106です。
天文〈後の月-晩秋〉
・月白もなく上りけり後の月 草間時彦
・思はざる山より出でし後の月 福田甲子雄 (☆)
・祀ることなくて澄みけり後の月 川崎展宏
生活〈砧-三秋〉
・ともし火と砧の音のほか洩れず 後藤比奈夫 (☆)
動物〈鯊-三秋〉
・灘町は昔の構へ鯊を干す 木村蕪城 (☆)
以上で重要季語39、例句106です。
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