【『俳壇』9月号より②】
〈俳句と随想十二ヶ月『平林寺』森田公司〉
(なし)
〈俳句と随想十二ヶ月『風音のやうに』辻 恵美子〉
(なし)
〈同行二人・姉妹競詠『鷹夫仏』鈴木節子〉
・銀漢やお骨になりし人数ふ
・線香や朝顔は紺しぼりきる
〈同行二人・姉妹競詠『丹田さはさは』鳥居真里子〉
・玉こんにやくつるりと鷹夫死後の秋
・紅涙はオオカミにこそ星まつり
〈暗唱句〉
植物〈葛-三秋〉
・葛かけて黒部の端山そゝり立つ 前田普羅
・吹き渡る葛の嵐の山幾重 川端茅舎 (☆)
・親不知這ひ上がりくる葛を刈る 森田 峠
生活〈鳥威し-三秋〉
・鳥威きらきらと家古りてゆく 波多野爽波 (☆)
・威銃一つ伊那谷晴れそむる 神蔵 器
動物〈小鳥-仲・晩秋〉
・小鳥来て午後の紅茶が欲しきころ 富安風生
・白髪の乾く早さよ小鳥来る 飯島晴子 (☆)
以上で重要季語87、例句236です。
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