2013年8月6日火曜日

【やさしい言葉?難しい言葉?】

今日は原爆忌(原爆慰霊祭)で、朝からサイレンが鳴り響いていました。

毎年、この日は猛暑で蟬時雨の中です。
今年はO・ストーン監督も参加されています。T・クルーズ(主演)、W・デフォーが出演した『7月4日に生まれて』は好きな映画の一つです。

さて、拙句集の上梓しから約4ヶ月になります。

部数(300部)が足りなかった気がしますが、これも勉強のひとつと考えています。
俳人にも一般の方にも寄贈しました。

俳人の方からは「やさしい言葉」を使っている言われます。

一方、一般の方からは「難しい言葉」だと言われます。

一般の方を多少意識しつつ、俳句に取り組んできたつもりでしたので、正直やや拍子抜けしたような気分です。


「へぇ〜面白い、私も俳句をはじめてみようかな」…何もそこまでは望んでいません。

「ふぅん、良くは分からないけど、何となくいい」…この一言が欲しかったですね。

俳人と一般の方には、予想以上に言葉のギャップがあることを痛感しました。


ところで五十嵐秀彦氏より句集『無量』を戴きました。300句です。

二三度読み、このブログでも紹介したいと思います。

話はまた変わりますが、『週間俳句http://weekly-haiku.blogspot.jp』「俳句」2013年8月号「希望の星たち 新世代作品特集」を読む田信治×村田篠 〔前篇〕を読みました。

私も以前(7/28)に選・評をしましたが、あまりに私と意見が異なるため、しばし狼狽しました。選が少し甘いような気もしますが…

勿論ある程度は他人の意見や価値観を共有・尊重はしますが、最後は自分の価値観を信じるのみと思っています。


〈暗唱句〉
天文〈稲妻-初秋〉

・稲妻のかきまぜて行く闇夜かな           去 来      (☆)

・いなびかり北よりすれば北を見る          橋本多佳子
・青筋のたちし乳房やいなびかり           伊藤通明

動物〈蟋蟀-三秋〉


・ひとり臥てちちろと闇を同じうす          桂 信子

・母の忌の宵のまろび寝ちちろ虫           古賀まり子
・灯を消せば二階が重しちちろ鳴く          小川軽舟     (☆)

植物〈朝顔-初秋〉


・朝がほや一輪深き淵のいろ             蕪 村      (☆)

・朝顔の藍やどこまで奈良の町            加藤楸邨
・朝顔の紺のかなたの月日かな            石田波郷
・身を裂いて咲く朝顔のありにけり          能村登四郎
・あさがほや奈落のふちのやはらかく         正木ゆう子

以上で重要季語63、例句174です。

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