今日は原爆忌(原爆慰霊祭)で、朝からサイレンが鳴り響いていました。
毎年、この日は猛暑で蟬時雨の中です。
今年はO・ストーン監督も参加されています。T・クルーズ(主演)、W・デフォーが出演した『7月4日に生まれて』は好きな映画の一つです。
さて、拙句集の上梓しから約4ヶ月になります。
部数(300部)が足りなかった気がしますが、これも勉強のひとつと考えています。
俳人にも一般の方にも寄贈しました。
俳人の方からは「やさしい言葉」を使っている言われます。
一方、一般の方からは「難しい言葉」だと言われます。
一般の方を多少意識しつつ、俳句に取り組んできたつもりでしたので、正直やや拍子抜けしたような気分です。
「へぇ〜面白い、私も俳句をはじめてみようかな」…何もそこまでは望んでいません。
「ふぅん、良くは分からないけど、何となくいい」…この一言が欲しかったですね。
俳人と一般の方には、予想以上に言葉のギャップがあることを痛感しました。
ところで五十嵐秀彦氏より句集『無量』を戴きました。300句です。
二三度読み、このブログでも紹介したいと思います。
話はまた変わりますが、『週間俳句http://weekly-haiku.blogspot.jp』「俳句」2013年8月号「希望の星たち 新世代作品特集」を読む上田信治×村田篠 〔前篇〕を読みました。
私も以前(7/28)に選・評をしましたが、あまりに私と意見が異なるため、しばし狼狽しました。選が少し甘いような気もしますが…
勿論ある程度は他人の意見や価値観を共有・尊重はしますが、最後は自分の価値観を信じるのみと思っています。
天文〈稲妻-初秋〉
・稲妻のかきまぜて行く闇夜かな 去 来 (☆)
・いなびかり北よりすれば北を見る 橋本多佳子
・青筋のたちし乳房やいなびかり 伊藤通明
動物〈蟋蟀-三秋〉
・ひとり臥てちちろと闇を同じうす 桂 信子
・母の忌の宵のまろび寝ちちろ虫 古賀まり子
・灯を消せば二階が重しちちろ鳴く 小川軽舟 (☆)
植物〈朝顔-初秋〉
・朝がほや一輪深き淵のいろ 蕪 村 (☆)
・朝顔の藍やどこまで奈良の町 加藤楸邨
・朝顔の紺のかなたの月日かな 石田波郷
・身を裂いて咲く朝顔のありにけり 能村登四郎
・あさがほや奈落のふちのやはらかく 正木ゆう子
以上で重要季語63、例句174です。
0 件のコメント:
コメントを投稿