2013年8月7日水曜日

【短期的・中長期的目標】

立秋です。しかしながら厳しい残暑です。
今年の夏は空梅雨かと思いきや、その分戻り梅雨が目立ちました。
また夕立、よだちが多かったように感じます。

本題に入ります。
あくまでも個人的な意見です。ここではノン・プロを対象にします。

俳句に限らず万事に通じると思いますが、ある程度それに携わったならば、何らかの「まとめ」がある方が良いかと思います。
逆もまた然りです。目標と結果は近似の関係と言えます。

中長期的な目標がなければ、同じことを繰り返しがちです。
そのことは時間と労力の浪費になりかねません。

俳句の場合、その一つが句集でしょうか。
句集の存在意義は、結社やその主宰のためではなく、あくまで自分のためです。
「自分が生きた証」です。

短期的目標は中長期的目標繋げる役割を果たします。
結社の雑詠では上位への努力、様々な俳句大会への応募などがあります。

こうした短期的・中長期的な目標を設定することで、能動的に俳句と付き合えます。
「楽しい」だけでは上達に時間がかかり、またその間に気持ちが萎えてしまいます。

せっかく俳句に携わったのであれば、その携わったという「命の証明」を残すことは大事なことではないかと思います。


〈暗唱句〉
天文〈霧-三秋〉

・有明や浅間の霧が膳をはふ              一 茶      (☆)
・白樺を幽かに霧のゆく音か              水原秋桜子
・ここは信濃唇(くち)もて霧の灯を数ふ        加倉井秋を
・霧冷や秘書のつとめに鍵多く             岡本 眸
・丸薬をこぼすや深き霧の中              石 寒太

動物〈螽蟖-初秋〉

・ぎすの声たかぶることもなくつづく          右城墓石     (☆)
・伝説は野にちりぢりのきりぎりす           廣瀬直人

植物〈鶏頭-三秋〉

・身のなかに種ある憂さや鶏頭花            中村苑子
・鶏頭に鶏頭ごつと触れゐたる             川崎展宏     (☆)
・ねんごろに枯れて鶏頭引かれたる           原 裕
・鶏頭にざらついてゐる日差しかな           井上弘美
・鶏頭の首をつかんで種吐かす             片山由美子

以上で重要季語66、例句185です。

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