2013年8月14日水曜日

【『俳壇』9月号より③】

〈新鋭なでしこ俳人競詠①〉

-『智恵子の空』青木孝子-
(なし)

-『文ひとつ』足立枝里-
(なし)

-『美術館巡り』あべ小萩-
(なし)

-『小鳥来る』天倉 都-

・籐椅子に洗濯物を積み上げて

-『ぎぎぎ』池宮照子-
(なし)

-『島の風』一瀬正子-
(なし)

-『無信心』上山美帆-
(なし)

-『約束』内田景子-
(なし)

-『施餓鬼会』大川照美-
(なし)

-『星降る丘』大澤久子-(なし)

-『土佐訛』大野汀子-
(なし)

-『外輪船』岡村美江-
(なし)

-『岬馬』奥田友子-
(なし)

-『遠花火』奥野千草-

・手花火や子供に返る膝小僧

-『達磨の衣』陰山 恵-
・水門に大きな目盛夏つばめ


-『恋螢』刈田きく絵-
(なし)

-『形見』川上九美-

・想ひ出と言へる日までを鉦叩

-『ゴンドリエーレ』菊地智恵子-(なし)

-『菊日和』岸上紀子-

・それぞれの机に秋が転がつて

-『罔象』木村由希子-

・宮涼し罔象祀ると知ればなほ

-『白百合』佐久間千景-

・矍鑠もぎくしゃくもあり生御霊

-『ほどけてふつと』佐藤きく-
(なし)

-『露の玉』清水ひとみ-

・仏壇に夜の匂ひの桃二つ

-『一直線』清水佑実子-
(なし)

-『泡ひとつ』志村宣子-
(なし)

-『腰縄』新保笑子-
(なし)

-『島の夏』杉山加織-

・濃紺の島影にある涼しさよ
・夏潮の懐深き蒼さかな

-『青水無月』-
(なし)

-『実盛』高木光香-

・居眠りを取り繕へる扇かな

-『明易を』高橋晴日-
(なし)

-『涼あらた』-

・星一つまた一つ増え涼あらた

-『とんぼのめ』髙平保子-
(なし)


〈暗唱句〉
行事〈生身魂-初秋〉
(なし)

動物〈蜩-初秋〉


・蜩や硯の奥の青山河                加藤楸邨
・ひぐらしのしみ入るばかり和紙の店         成田千空     (☆)

植物〈梨-三秋〉

・梨の皮ぷつりぷつりと妻老いぬ           鈴木天告子    (☆)

以上で重要季語90、例句239です。

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