2013年8月1日木曜日

【八月】

八月です。

八月は、やや重苦しい、やや息苦しいという印象がします。

日常生活に何らかの不自由さを感じます。

原爆忌、終戦記念日、盂蘭盆会、残暑の中での高校野球や「〇〇甲子園」…


「爽やか・爽気」は三秋の季語ですが、、実感としては9月または仲秋でしょうか。

仲秋より「衰退」を感じさせる季語がどっと増えます。

話は変わります。


角川「俳句」9月号(8/25発売)の「新刊サロン」に、拙句集が掲載されることになりました。評者より「やや辛口に書く」と言われています。

甘口より辛口の方が好ましいのですが、私も人間ですから激辛ならば怒るかも知れません(笑・冗談です)。

現在私は、どこの結社・協会にも属していません。「俳句界」の傘のうちになく、庇護も恩恵も含めた後ろ盾はありません。

そうした中では異例の抜擢かと思います。編集部には感謝する次第です。

ただ版元の「ふらんす堂」の在庫は既にありません。

Amazonなどの中古か、「ふらんす堂」の電子図書を購入するしかありません。

国立図書館、各都道府県(岩手県を除く)の図書館、広島市、久留米市、筑後市、大分市、竹田市などの市立図書館には寄贈しています。

それらは閲覧できる筈ですが、ネットで検索し、問い合わせた方が無難かと思います。
ただ東北の I 県立図書館からは拒否されましたたので、回収しました…残念なことです。

ネットでは以下の鑑賞があります。


・ふらんす堂編集日記 http://fragie.exblog.jp/19353536/
・ウラハイ=裏「週間俳句」http://hw02.blogspot.jp/2013/06/blog-post_12.html
・石童庵-福永法弘の世界-(折々の
一句・106http://www.geocities.jp/koyakkokoyakko/oriori-ikku.html


〈暗唱句〉
生活〈踊-初秋〉

・てのひらをかへせばすすむ踊かな          阿波野青畝

・いくたびも月にのけぞる踊かな           加藤三七子
・あと戻り多き踊にして進む             中原道夫      (☆)

動物〈秋刀魚-晩秋〉


・火だるまの秋刀魚を妻が食わせけり         秋元不死男

・秋刀魚焼く匂ひの底へ日は落ちぬ          加藤楸邨      (☆)
・風の日は風吹きすさぶ秋刀魚の値          石田波郷
・秋刀魚焦げ工場の飯大盛りに            山崎ひさを

植物〈桐一葉-初秋〉


・桐一葉日当りながら落ちにけり           高浜虚子      (☆)


以上で重要季語45、例句124です。

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