【八月】
八月です。
八月は、やや重苦しい、やや息苦しいという印象がします。
日常生活に何らかの不自由さを感じます。
原爆忌、終戦記念日、盂蘭盆会、残暑の中での高校野球や「〇〇甲子園」…
「爽やか・爽気」は三秋の季語ですが、、実感としては9月または仲秋でしょうか。
仲秋より「衰退」を感じさせる季語がどっと増えます。
話は変わります。
角川「俳句」9月号(8/25発売)の「新刊サロン」に、拙句集が掲載されることになりました。評者より「やや辛口に書く」と言われています。
甘口より辛口の方が好ましいのですが、私も人間ですから激辛ならば怒るかも知れません(笑・冗談です)。
現在私は、どこの結社・協会にも属していません。「俳句界」の傘のうちになく、庇護も恩恵も含めた後ろ盾はありません。
そうした中では異例の抜擢かと思います。編集部には感謝する次第です。
ただ版元の「ふらんす堂」の在庫は既にありません。
Amazonなどの中古か、「ふらんす堂」の電子図書を購入するしかありません。
国立図書館、各都道府県(岩手県を除く)の図書館、広島市、久留米市、筑後市、大分市、竹田市などの市立図書館には寄贈しています。
それらは閲覧できる筈ですが、ネットで検索し、問い合わせた方が無難かと思います。
ただ東北の I 県立図書館からは拒否されましたたので、回収しました…残念なことです。
ネットでは以下の鑑賞があります。
・ふらんす堂編集日記 http://fragie.exblog.jp/19353536/
・ウラハイ=裏「週間俳句」http://hw02.blogspot.jp/2013/06/blog-post_12.html
・石童庵-福永法弘の世界-(折々の
一句・106)http://www.geocities.jp/koyakkokoyakko/oriori-ikku.html
〈暗唱句〉
生活〈踊-初秋〉
・てのひらをかへせばすすむ踊かな 阿波野青畝
・いくたびも月にのけぞる踊かな 加藤三七子
・あと戻り多き踊にして進む 中原道夫 (☆)
動物〈秋刀魚-晩秋〉
・火だるまの秋刀魚を妻が食わせけり 秋元不死男
・秋刀魚焼く匂ひの底へ日は落ちぬ 加藤楸邨 (☆)
・風の日は風吹きすさぶ秋刀魚の値 石田波郷
・秋刀魚焦げ工場の飯大盛りに 山崎ひさを
植物〈桐一葉-初秋〉
・桐一葉日当りながら落ちにけり 高浜虚子 (☆)
以上で重要季語45、例句124です。
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