2013年3月17日日曜日

【病膏肓に入る】

入院治療を受けていてももおかしくない状態です。
点滴替わりにスポーツ・ドリンクを多飲し、(予備の)薬物等で何とか凌いでいます。
一日18時間位寝て過ごしているため、オリエンテーションも曖昧です。
臥床し、小説『光圀伝 冲方丁』(角川書店)を読んでいます。

やはり健康が一番です。
健康でなければ、体に悪いことを楽しめません。

空気と同じように、健康も普段からあるものと我々は錯覚します。
損なってはじめて気付きますが、健康を取り戻すとすぐに忘れてしまいます。

少なくとも私は、そのことを「愚かしい」とは思いません。むしろ「人間らしい」とさえ思います。

「オルフェ」1865 ギュスターヴ・モロー
同 詳細(共にWikipediaより転写)

〈暗唱句 ⑨〉

時候
〈日永-三春〉

・永き日や欠伸うつして分かれ行く          夏目漱石
・無精卵とられし鶏の日永かな            前田普羅
・永き日のにはとり柵を越えにけり          芝不器男    (☆)

天文
〈霞-三春〉

・香具山は畝傍を愛(お)しと添ひ霞み        松本たかし   (☆)
・瓜人先生羽化このかたの大霞            能村登四郎
・さながらに羽化登仙の山霞             沢木欣一
・帰るべき山霞みをり帰らむか            小澤 實

生活・行事
〈凧-三春〉
凧きのふの空のありどころ             蕪 村
・一縷にて天上の凧とどまれり            平畑静塔
・大凧のひとゆらぎして地を離る           有吉桜雲    (☆)
・いかのぼり近江の風を掴みをり           藤田直子

動物
〈白魚-初春〉
・白魚やさながら動く水の色             来 山
・曙や白魚白きこと一寸               芭 蕉     (☆)
・ふるひ寄せて白魚崩れん許りなり          夏目漱石
・篝火に飛び込む雪や白魚舟             松本たかし
・白魚のさかなたること略しけり           中原道夫

植物
〈柳-晩春〉

・雪どけの中にしだるる柳かな            芥川龍之介   (☆)


これで重要季語57、例句160です。

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