2013年3月14日木曜日

【ジャンクフード ②】

ジャンクフード二回目は、「古き良き」「憧れの」アメリカです。


① ジェリービーンズ

Wikipediaより転写
私が子どもの頃、「舶来品」として頂いたジェリービーンズの詰まったガラス壜。
おそろしい色をして、おそろしいほど甘い。う歯(虫歯)に突き刺さるような刺激。これは「毒虫」ではないか…直感的にそう思いました。
ビッグ・アメリカという形容がありましたが、あまりにも大味です。単なる砂糖の塊なのですから。
現在のものはやや改良されているようですが、それでも口にすることはできません。

② ハンバーガー・ホットドッグ

アメリカの国民食です。
本場アメリカのマクドナルドのサイズの違いには驚いたものです。
アメリカの高級レストランで食べるハンバーガーは3〜5.000円位します。
アメリカでのホットドッグは、ワンボックス・カーの屋台で売っている(衛生的とは言えない)、ビールのつまみというイメージがします。さして美味くはありません。
公園のベンチに座り、コートを引き寄せながら、ホットドッグをビールで流し込んでいた初冬(小春)のワシントンD.C.を思い出します。

③ コンビーフ

本来は保存食料として使うための粗塩で塩漬けにした(corned) 牛肉のことらしいのですが、日本では一般に缶詰です。
アメリカでは携帯食ですが、子どもの私には、その缶の中に「憧れのアメリカ」が詰まっているように感じたものです。
牛肉だけを使用したものを「コンビーフ」と呼ぶそうです。「松阪牛コンビーフ」なるものは値段も2.000円以上します。
馬肉を混ぜたいわゆる「ニューコンビーフ(以前の呼称)」は美味くありません。
ワイルドに缶のまま丸かじりします。以前はコンビーフ一缶でご飯3杯はいけました。

〈暗唱句 ⑥〉

時候

〈暖か-三春〉
・暖かや飴の中から桃太郎              川端茅舎     (☆)
・暖かや辞書第一ページに「愛」           安住 敦
・あたたかや万年筆の太き字も            片山由美子
・藁に棲む納豆菌やあたたかし            中嶋鬼谷

天文
〈春の雪-三春〉
・春の雪青菜をゆでてゐたる間も           細見綾子     (☆)
・牡丹雪その夜の妻のにほふかな           石田波郷
・馥郁と内蔵はあり春の雪              高野ムツオ

地理

〈薄氷-初春〉
・薄氷の岸を離るる光かな              皆川播水
・薄氷の吹かれて端の重なれる            深見けん二    (☆)

生活・行事
〈茶摘-晩春〉
・むさし野もはてなる丘の茶摘かな          水原秋桜子    (☆)
・摘みし葉の茶籠に押され又ふくれ          上野章子

動物
〈鳥雲に入る-仲春〉
・少年の見遣るは少女鳥雲に             中村草田男    (☆)
・履きなれしものにも果や鳥雲に           飴山 實
・鳥雲に入りて淡海の曇りかな            豊永みのる

植物
〈桃の花〉
・白桃や莟うるめる枝の反り             芥川龍之介
・葛飾や桃の籬も水田べり              水原秋桜子
・野に出れば人みなやさし桃の花           高野素十
・ふだん着でふだんの心桃の花            細見綾子     (☆)
・傷舐めて母は全能桃の花              茨木和生

これで重要季語42で、例句116。何とか折り返し地点を過ぎました。

地理はいったんここで終りとします。

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