2013年3月16日土曜日

【春の風邪】

「春の風邪」は明るい語感がしますが、やはり風邪は風邪です。辛いものがあります。
先日パチンコ店に行ったことことが要因の一つかも知れません。

こういう時は寝るに限ります。
仰臥しつつ小説を読んでいますが、集中力に欠けすぐに眠ってしまします。

机に向かうのも疲労感が強く、歳時記を開く程度です。

〈暗唱句 ⑧〉

時候
〈長閑-三春〉
・長閑しや麦の原なるたぐり舟             白 雄     (☆)
・嫁入りを見に出はらつて家のどか           富田木歩
・旅のどか迷ひながらに行き着きて           森田桃村

天文
〈忘れ霜-晩春〉
(なし)

生活・行事
〈野遊-晩春〉
・野遊や肱つく草の日の匂ひ              大須賀乙字   (☆)

動物
〈囀-三春〉
・囀や絶えず二三羽こぼれ飛び             高浜虚子
・囀やピアノの上の薄埃                島村 元
・囀りをこぼさじと抱く大樹かな            星野立子    (☆)
・さへづりのだんだん吾を容れにけり          石田郷子
囀や島の少年野球団                 下川冨士子

植物
〈木の芽-三〉
・大寺を包みてわめく木の芽かな            高浜虚子
・隠岐や今木の芽をかこむ怒濤かな           加藤楸邨    (☆)
・がうがうと欅芽ぶけり風の中             石田波郷
・木々の芽やかつて耽りし立志伝            鷲谷七菜子
・山の子の脱兎のごとし雑木の芽            永方裕子

これで重要季語52、例句143です。

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