私は睡眠薬を常用しています。
睡眠薬の副作用(離脱症状)の代表的なものに「reboud-REM」があります。
具体的には、悪夢nightmare、自立神経の乱れ(動悸、発汗などの交感神経の異常興奮)などです。
悪夢は、主に意識下に抑圧していた感情が変容して現れます。
蓋をしていた自分の心の深淵を覗くような感じがします。
ただ私はreboud-REMによる悪夢の全てを否定的、悲観的に捉えようとは思いません。
最悪のシナリオに対し心理的に備えることが出来ます。現実的にそうした場面に遭遇しても、ある程度の心構えがあります。
最悪・最低のシナリオを想定していれば、人間はかなり生きやすくなるかと思います。
〈暗唱句〉
天文〈炎天-晩夏〉
・炎天や死ねば離るる影法師 西島麦南
・生きてゐてがらんどうなり炎天下 中村苑子
・炎天や地に分配の塩こぼれ 沢木欣一 (☆)
・炎天に打つて出るべく茶漬飯 川崎展宏
・炎天や老ひし電車の喘ぎ過ぐ 郷 淳
生活・行事〈蚊帳-三夏〉
・たらちねの蚊帳の吊手の低きまま 中村汀女 (☆)
動物〈初鰹-初夏〉
・目には青葉山郭公(ほととぎす)初鰹 素 堂 (☆)
・初鰹ほの他何も無き荷かな 島村 元
・初鰹糶の氷片とばしけり 皆川盤水
植物〈常磐木落葉-初夏〉
かんぬきをさせば月夜や松落葉 渡辺水巴 (☆)
これで重要季語65、例句173です。『角川大歳時記 夏』の天文は終りとします。
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