・壺焼の腸勾玉の原型か 山咲臥竜
作者の私ですら揺れています。(これまでの)私の作風ではありません。
もはや作者の手を離れ、妖しい「異彩」を放っています。
確かに「問題句」です。
簡単に切り捨てることも出来ますが、「真の評価」は5年、10年というスパンで、他者に委ねたいと思います。
それまでに忘れ去られるのであれば仕方がありません。それもまたこの句の運命です。
話は変わります。
今日は休日でしたが、朝から軽い全身倦怠感がありました。
そこで外出は散髪程度に控え、読書をしながら過ごしていました。
私の読書の体制は、リクライニング・チェアーより机に脚を放り投げているか、仰臥している、というだらしがないものです。「楽しむ」にはリラックスした状態の方がいい。
ただ俳句を読む場合はそうもいきません。
図書館について
図書館には暫くは行っていません。職員、臨時職員が些末なことを注意してきます。私の精神衛生上好ましくありません。
ノートパソコンをキーボードを叩く音、コピー枚数の制限、軽い音読など…
今の私に必要な書籍は購入しています。
図書館自体に問題があるのではなく、役所より配属された職員や臨時職員に問題があるのです。彼らは過剰な程にミスを怖れています。
それでも少なくとも全国の各都道県立の図書館に、拙句集を寄贈しました。
俳句を読む上で、軽い音読は許して欲しいところです。読者は単に図書館に涼みに来ている訳ではありません。それでも駄目なら貸し出し可能な本を増やして欲しい。
ご希望があれば、拙句集を更に寄贈する所存です。
〈暗唱句〉
生活・行事〈昼寝-三夏〉
・あの世へも顔出しにゆく大昼寝 瀧 春一
・探しても妻の居らざる昼寝ざめ 日野草城
・はるかまで旅してゐたり昼寝覚 森 澄雄
・昼寝より覚めてこの世の声を出す 鷹羽狩行 (☆)
・神護景雲元年写経生昼寝 小澤 實
動物〈蚊-三夏〉
・蚊柱や吹き下ろされてまたあがる 村上鬼城
・叩かれて昼の蚊を吐く木魚かな 夏目漱石 (☆)
・蚊柱の崩れんとしてかたちなす 寺田旨子
・蚊を打つて飯食ふ男ざかりかな 松倉ゆずる
植物〈葵-仲夏〉
・湯をつかふ音が裏手に立葵 鷲谷七菜子
・夕刊のあとにゆふぐれ立葵 友岡子郷 (☆)
・貧乏に匂ひありけり立葵 小澤 實
これで重要季語98、例句276です。
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